Antimycin A って何してるんですか?PSIのサイクリック・エレクトロン・フロー阻害剤ですか?ご質問いただきました

更新日:6月29日

ご質問をいただきました。その方は、光合成でのサイクリック・エレクトロン・フローに興味をもたれたそうです。実際に、ご研究される前に調査されたようです。その中で、PSIでのフェレドキシンに依存したサイクリック・エレクトロン・フロー(FQRにより触媒されるサイクリック・エレクトロン・フロー)の阻害剤、実はそうではない!など多くの報告を見つけられたそうです。

FQRの信憑性は別として、チラコイド膜あるいは葉緑体レベルでantimycin Aの阻害部位は、PSIIに存在するCytochrome b559であることは間違いないですね。私が、PCPのRapid Paper (1995)に報告しております。私の恩師である浅田先生にPCPで始まるRapid Paperに投稿してくださいました。名誉なことです。その後、ビュルツブルグ大学での私のスーパーバイザーであるUlrich Schriber先生がセバスチャン・ハイマンと追試をなされてます。しっかりと再現性を確認されてます。

今回、ご質問いただいた方へも正しい情報として、この事実をお伝えしました。1995年、浅田先生とともにご報告させていただいた事実は今も再現できますね。15年後も再現できるサイエンス、これを報告できたこと幸せです。

神戸の残る10年、浅田先生のようにしっかりとしたサイエンスを続けていけるよう心掛け、そして精進せねばなりません。大きな、プレッシャーです。

最新記事

すべて表示

光化学系I (PSI) の電子伝達活性評価は難しいですね、、、

先日、古谷さんの論文がJPRに公表されました(The difficulty of estimating the electron transport rate at photosystem I | SpringerLink)。光合成の仕組みを明らかにする研究の中で、これまで測定されてきた光合成パラメータの妥当性を今一度見直していました。そして、PSIの電子伝達活性の評価法に疑問が生じました。評価の

そろそろ. . . . .

思い出しました.  .  .  約2か月ほど記載してませんでした。徒然なのでいいんですが、、、、いいんです。振り返ってみると、いくつか論文報告してます。記載忘れです。頭の中、いろんなことが流れていて、そのうちそのうちの忘備録が失念失念で過ぎ去りそうです。 近いうちに記録しておきたいですね、、、振り返ったときに「ない!どこいった?」まではいいですけど、論文公表したこと自体を失念したら検索もできず、、

光合成の仕組み

古谷さんと、農芸化学会誌「化学と生物」(7月号)に総説「明らかになってきた光合成のしくみ ~C3植物での例を中心に~:活性酸素(ROS)生成抑制のための巧妙な分子メカニズムを備えたC3型光合成の進化」(Vol.59 No.7 Page. 320 – 332) (published date : 2021年7月1日)(化学と生物 - 日本農芸化学会 - | Vol.59 No.7 | 明らかになって

特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
記事一覧
アーカイブ
タグ
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square