P700 酸化ワールド ~ RISE ~
嶋川銀河氏、釋啓一郎氏の論文が掲載されました(Frontiers in Microbiology (2018) doi: 10.3389/fmicb.2018.00886)。 Reduction-induced Suppression of Electron Flow (RISE) is Relieved by Non-ATP-consuming Electron Flow in Synechococcus elongatus PCC 7942. 嶋川銀河氏、釋啓一郎氏の二人がよくがんばりました。素晴らしい事実そしてこの事実に基づく光合成制御モデルRISEの存在を世の中にさらに強く示すことができました。 本論文は、光合成電子伝達反応制御に関するまったく新しいコンセプトの提唱です。2016年、我々は、ラン藻で新規な生理現象に出会いました(Reduction-Induced Suppression of Electron Flow (RISE) in the Photosynthetic Electron Transport System of Sy
P700 酸化ワールド ~ Electron Sink 制御 ~
高木くんの論文が Physiologia Plantarum オンライン (https://doi.org/10.1111/ppl.12723) に掲載されました。 論文タイトル:PROTON GRADIENT REGULATION 5 supports linear electron flow to oxidize photosystem I 本論文は、長年議論がなされ、その役割についてコンセンサスが得られていなかったタンパク質 PGR5 (Proton Gradient Regulation 5) の生理機能をようやく明らかにしたものです。概要は以下の通り。 (1) 光合成において、フェレドキンシン (Fd) のキネティクスは光合成および光呼吸が駆動するPhotosynthetic Linear Electron Flow (LEF) によって決定されている。 (2) Fdの酸化速度はLEFのフラックスに対して正の線形相関をもつ。 (3) Fdの還元レベルはLEFフラックスにより決定される。 (4) つまり、60年代にin v


ようこそ植栄へ、それとお礼
4月から新しく修士1回生として、中村仁哉君が植栄メンバーになられました。また、卒業生の方々、お酒「葉っぱくん」ありがとうございました。新歓、ご結婚祝い、昇進祝いなどなど(どれがメインだったか!?)皆さんでいただきました。めでたい会に手土産とともに来てくださった、T 先生、F 先生いつもありがとうございます。