集中講義_東北大学
集中講義でした。酸素の話、P700酸化システムの話、などてんこ盛りでした。聴講してくださった学生さん、お招きいただいた東北大学・牧野先生ありがとうございました。
酸素の性質を考えると、酸素で満たされた中を電子が走る光合成電子伝達系がいかにROSの危険性を回避しているのか?興味は尽きませんね。P700酸化システムが、すべての酸素発生型光合成生物がもつROS生成抑制のためのものであることを私たちはこれまで明らかにしてきたわけですが、そこで機能する役者の多様性は明らかにされていないものがまだあります。その多様性の存在理由、明らかにしたいですね。
先日、久しぶりに、日焼けしている葉をフィールドで見つけました。明らかに、酷暑と水不足がもたらす表現型でした。P700酸化システムが万能ではない証拠です。限界があるんですね。今後は、このシステムの限界評価も明らかにしないといけないですね。これにより日焼けへ至るメカニズムも明らかになるはずです。
最新記事
すべて表示令和6年度の始まりです。 まず、本日をもって、和田慎也先生が東北大学農学部・植物栄養生理学研究室・准教授として昇任・着任されました。和田先生が、神戸で展開されていた非常に重要なお仕事が仙台で花開くこと、間違いないと確信しております。楽しみですね!これからの若い大学人、研究者...
In vivo生葉で、初めて、フェレドキシン(Fd)依存のPSI循環的電子伝達反応 (Fe-cyclic electron low around PSI, PSI-CEF) の活性検出に成功、そして、in vivoでFd-CEFの活性制御を明らかにすることができました。詳し...
10月2日より、3回生が3人新たに所属されました。和田先生がモリモリご研究されている光呼吸のお仕事に携わる学生さん二人、私の研究に一人ですね。今年は、いつもと違い、すぐに研究テーマを決定してのスタートです。ご要望があったので、新たな取り組みです。皆様、よろしくお願いします。