ROS ワールド
嶋川くん、小原さんの論文が、FEBS lettersに掲載されました。地球上で最初に酸素発生型光合成を始めたラン藻は逞しいですね。自ら酸素毒性に向き合う強さはどこから来たのか興味が尽きませんね。酸素により生成する活性酸素だけでなく、活性酸素がもたらす脂質酸化、過酸化に対して防御メカニズムをもっていたことを明らかにしております。面白さが尽きません。
FEBS Letters (2018)
Medium‐chain dehydrogenase/reductase and aldo‐keto reductase scavenge reactive carbonyls in Synechocystis sp. PCC 6803
Ginga Shimakawa, Ayaka Kohara, Chikahiro Miyake
(DOI) 10.1002/1873-3468.13003 (2018/02/23)
最新記事
すべて表示10月2日より、3回生が3人新たに所属されました。和田先生がモリモリご研究されている光呼吸のお仕事に携わる学生さん二人、私の研究に一人ですね。今年は、いつもと違い、すぐに研究テーマを決定してのスタートです。ご要望があったので、新たな取り組みです。皆様、よろしくお願いします。
先程、自分のウェブページを見て改めて、「研究活動」に記載している内容が古いことに今更ながら気づきました。記載後、非常に研究が進み、多くのことが新しくなっています。いけませんね、、、、徒然にと思っていると、、、、このような事態に至ります。もう少し、徒然さを改善しつつ、取り組みたいと思います。
2020年に提唱していたPSIでの活性酸素(ROS)生成とその抑制モデル(Antioxidants 2020, 9(3), 230; https://doi.org/10.3390/antiox9030230 - 11 Mar 2020)の実証に成功しました。PSIでのO2還元によるH2O2生成の発見(メーラー反応, Mehler 1951)に始まる光合成生物でのROS代謝研究は、その後O2還元の