P700 Oxidation System に関する新しい論文が公開されました。

Plant Journal オンライン (Accepted manuscript online: 5 April 2017) (DOI: 10.1111/tpj.13566) に論文「Chloroplastic ATP synthase builds up proton motive force for preventing reactive oxygen species production in photosystem I」(第1著者:高木大輔くん)が掲載されました。これは、「P700 Oxidation System (P700 酸化システム)」における重要な役割をになうプロトン勾配を調整するメカニズムが実際にATPaseを介して駆動されていることを示すものです。このメカニズムは、「P700酸化システム」のモデルにおいて、gH+ として表記されています。この gH+ は、光強度の変化、光合成速度の変化に応答し、"P700酸化" に大きく貢献します。このgH+がうまく機能しないと、P700酸化に失敗し、活性酸素 (ROS) 生成いたること、光合成電子伝達系が酸化障害を被ることを世界で初めて示すことに成功しました。 今回の発見にもあるように、「P700 酸化システム」は多くの制御により、その能力がコントロールされています。とくに、ATPase は、すべての光合成生物に普遍的に存在します。つまり、今回の私たちの発見は、光合成生物が安全に光合成するための共通するメカニズムを明らかにした意義があります。

最新記事

すべて表示

3月末に、古谷さんが修士修了、そして今月、ご就職されました。どちらもおめでとうございます。古谷さんとの研究は非常に楽しく、多くのことを学ばせていただきました。ありがとうございました。 そして、気づいたら今日でした。あっという間です。あ、そうですね、、、伊福先生とお昼、お花見した記憶があります。 古谷さんの投稿論文の改訂、プロジェクトでの課題など、他業務・仕事が多々あります。ありがたく感謝しながら粛

今年もあっという間の1年でした。すこし振り返って。 ・昨年までと異なり、今年は積極的に川に立ちました(Facebookにて)。9年目のテンカラでようやく毛鉤りを流すコツがわかってきました。石垣先生のお言葉が腑に落ちる瞬間に出会える回数が増えました。「釣れる」から「釣った」に移行しつつ(?)あります。釣った瞬間の感覚を何度も経験したく、よく通いました。 ・夏は、伊福先生、石崎先生、溝畑先生と開田高原

先日、古谷さんの論文がJPRに公表されました(The difficulty of estimating the electron transport rate at photosystem I | SpringerLink)。光合成の仕組みを明らかにする研究の中で、これまで測定されてきた光合成パラメータの妥当性を今一度見直していました。そして、PSIの電子伝達活性の評価法に疑問が生じました。評価の

特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
記事一覧
アーカイブ
タグ
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square