塙さんのお仕事~多く引用されるようになりました~

東北大学・名誉教授牧野先生から塙さんのお仕事(https://doi.org/10.1111/ppl.12580)が多く引用されてますよ、とお知らせをいただきました。この仕事は、瀬島さんがいるときに確立した光呼吸のin vivo評価法(https://doi.org/10.1111/ppl.12388)を用いております。O2電極を用いたO2収支およびクロロフィル蛍光解析を同時に行うことで、CO2補償点での光呼吸代謝活性を評価できる方法です。質量分析計(MIMS)を用いなくても簡便に精度良く解析できます。目にとまった論文(https://doi.or/10.1007/s11120-021-00819-1)では、まさしくCO2補償点でMIMSを使用し、コケ、シダ、裸子植物、被子植物(C3, C4)でのエレクトロン・シンク能評価、光呼吸能評価、メーラー反応評価、呼吸評価を行っております。呼吸評価については、その難しさなど言及されていて大変学ぶところが大きい内容でした。光呼吸評価は、塙さんの結果を全面的に指示するものでした。私どもの研究が、まったく異なる方法論を用いても再現できたわけです。論文を公表するとは、十分な実験的証拠(再現性ある事実)を準備し、その時点で正しいと考える解釈を与えるわけです。光合成生物が、光呼吸を非常に有効に利用している姿が見えてきます。この評価では、瀬島さんの論文が正しく評価されています。我々が開発した光呼吸活性評価方法は、O2収支だけで光呼吸代謝活性が明らかになり、クロロフィル蛍光解析との同時測定でCO2補償点での光呼吸のエレクトロン・シンク能を評価できます。1度の測定で二つの重要な事実が明らかになります。光合成生物の進化の過程で最初に陸上に上がった光合成生物であるコケから、シダ、裸子植物、C3被子植物へと光呼吸活性が増大し、エレクトロン・シンク能も増大します。このような重要な事実に出会えました。

裸子植物まではFLVをもち、The Water-Water Cycle(メーラー反応)が機能していますが、CO2補償点では光呼吸がメインのエレクトロ・シンクであり、光合成電子伝達反応を支配・制御している事実に出会います。ホントに、重要ですね。

再現性のある研究事実の積み重ねのみが新しい生理現象・事実と出会うための土台を築かせることを示す研究成果でした。

現在、光呼吸研究は新たなステージに入っております。この成果は、近いうちに公表できるでしょう。ここでも、新規生理現象に出会っております。

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光化学系I (PSI) の電子伝達活性評価は難しいですね、、、

先日、古谷さんの論文がJPRに公表されました(The difficulty of estimating the electron transport rate at photosystem I | SpringerLink)。光合成の仕組みを明らかにする研究の中で、これまで測定されてきた光合成パラメータの妥当性を今一度見直していました。そして、PSIの電子伝達活性の評価法に疑問が生じました。評価の

そろそろ. . . . .

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光合成の仕組み

古谷さんと、農芸化学会誌「化学と生物」(7月号)に総説「明らかになってきた光合成のしくみ ~C3植物での例を中心に~:活性酸素(ROS)生成抑制のための巧妙な分子メカニズムを備えたC3型光合成の進化」(Vol.59 No.7 Page. 320 – 332) (published date : 2021年7月1日)(化学と生物 - 日本農芸化学会 - | Vol.59 No.7 | 明らかになって

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